~切迫早産入院レポ②~
いままでのあらすじ
妊娠26週で切迫早産と診断され、出産までに4つの病院を転々とした私。
そして妊娠32週、ついに3度目の転院が決まり、人生2度目の救急車に乗り込むことに…。
「私は一体どこで産むことになるの?」
不安と不自由だらけの入院生活。
それでも、たどり着いた先に待っていたのは、思いがけず穏やかな出産でした。
人生2回目の救急車、そして4つ目の病院へ
3回目の転院先は、実家から車で1時間半以上かかる県庁所在地の県立病院(病院④)。
高い専門性を持つ総合病院です。
距離の関係で、もう家族にも気軽に会えません。
「出産予定だった病院まで来てたのに、なんでまた遠くに…」
さすがの私も、心が折れかけていました。
でもこの病院は、スタッフの皆さんのサポートが本当に手厚くて。
しっかり話を聞いてくれて、気持ちを落ち着かせてくれる存在が、どれほどありがたかったか…。
(この辺の話も、いつかちゃんと書きたい…!)
点滴卒業→え?まさかの…陣痛!?
日々の検査で少しずつ点滴の量を調整され、
予定日まで1か月を切った頃、ついに点滴が外されることに。
「わー!久しぶりに腕が自由だ〜!」と喜んだ、その翌日…。
……ん?なんか痛い?
まさか、と思ったらそれはまさかの陣痛。
妊娠36週と1日。
予定日より約1か月早く、息子がこの世に誕生しました👶✨
ちょっと早産、でも元気な息子
正期産は37週以降。
なので36週は「ちょっぴり早産」ではあるけれど、息子は2900グラム超えで誕生!
一時的に保育器に入ったものの、大きな異常もなく、1週間ほどで一緒に退院できました。
人生1か月分得した息子です(笑)。
入院も出産も、思ったよりお金かからなかった
ここまで読んで「えっ、病院4か所も行って、入院も長くて、費用どうなったの!?」って思った方もいるかもしれません。
実は私、ありがたいことに…
🔶高額療養費制度(医療費の自己負担が一定額を超えたら戻ってくる制度)
🔶妊婦健診助成の申請
🔶子どもの医療費助成制度
🔶民間の医療保険の給付金
などなど、いろいろな制度に助けられて、実質の出産・入院費用はかなり軽く済みました。
むしろ、最後の病院なんて出産一時金でおつりが来ちゃって。
「長期入院して普通分娩までして、こんなに戻ってくるの!?」ってびっくり。
※このへんは、また別の記事で詳しくまとめたいなと思ってます✏️
「思い通りにいかない出産」もある。でも、大丈夫だった。
今回、私の出産はほんっとうに予想外だらけでした。
🔷長期入院
🔷転院3回
🔷救急車2回
🔷バースプランなんて立てる選択肢なかった
🔷分娩予約した病院で産めなかった
でも、どんなに予想外でも、家族や病院の人たちの支えがあれば、なんとかなる。
そして、あのときの選択のひとつひとつが、今元気に育っている息子につながっているんだと思っています。
さいごに
ここまで読んでくださってありがとうございます。
これから出産を迎える方や、切迫早産で不安な毎日を送っている方に、少しでも届けば嬉しいです。
妊娠や出産は、本当に人それぞれ。
順調に進んだとしても、どんなケースであっても、それぞれに大変なことがあると思います。
そんな「人それぞれ」のひとつとして、私のように——
分娩予約していた病院で産むことすらできず、バースプランも立てられないまま、出産を迎えるケースがあることを、少しだけ知っておいてもらえたら…。
もし予想外のことが起きても、「そういうこともある」とわかっていれば、落ち着いて、家族みんなで対処できるかもしれません。
その一助になれたなら、嬉しいです。
👣【前編をまだ読んでいない方はこちら】
→ 分娩予約したのに産めない!?切迫早産で4か所の病院をハシゴした出産レポ【前編】
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